作品について
全面に掻き落としを施した大きな花器です、花入れとしてもちろん、そのまま飾っても存在感のある壺です。土は益子のものを使用しました。 模様は「搔き落とし」という伝統的な技法で表現しています。ろくろで成形したあとに化粧泥と呼ばれる白い泥をかけ、ある程度乾燥させてからごく小さなヘラで化粧泥を掻き落として模様を描き出していきます。そのため指で触るとごくごくわずかに凹凸が感じられるのも掻き落としの技法の特徴です。
おススメの使い方
花入れとしてもちろん、そのまま飾っても存在感のある壺です。
留意点
製品の表面に「貫入」と呼ばれるヒビが入っていることがあります。これは陶磁器にはよく見られるもので、貫入が原因で割れることはありませんが、お使い頂くなかで食品の色素や匂いがつくことがあります。その予防として一番初めにお使い頂く前に数時間から一晩水に浸けて、あらかじめ製品に水を染み込ませて「目止め」しておくことをお勧めしています。
また、陶器は長年使用することで貫入が目立ってくるなどの変化が現れることもありますが、うつわを育てるように経年変化としてお楽しみください。d
その他仕様
サイズ(mm) | 直径約200㎜×高さ約200㎜(口径約115㎜) |
重量(g) | 約1800g |